On the Denmark: Dialogue

デンマークの滞在で起きたこと、感じたこと、行ったこと、分かったこと

16日目「肉を食べると元気になる。そして、ボランティアが通じない問題」

2017.09.10

コリング(もしかしたらデンマーク全域?)の住所システムが素晴らしく「通りの名前+建物番号で整理されている」

 

本日はコリングにきて、2回目の日曜日。昨晩は、Suikaさんが住んでいるアパートの夕食にご招待いただきました。その時に、Suikaさんのフラットメイトである、トルコ人のSezin(セジンさん)とスロバキア人のPeža(ネジャさん)とお会いしました。

 

全員、同じデザインスクールの学生で、恐らくSezinは修士2年生のはず。Sezinとは、デンマークの社会がなんでこんなにオープンなのかみたな会話をしました。僕より10歳くらい年が離れているのに、ソーシャルデザインの話をしていることに驚きました!

更に、日本に興味を持っているんだけど、日本語の問題が難しいよねみたいな内容の話もしました。コミュニケーションデザインを専攻しているそうですが、最近はエクスペリエンスの方に興味を持っているらしいです。(弊社にインターンとかで来てもらいたい)

 

ちなみに、僕が34歳と答えたら驚いていました。26歳くらいに見えたそうです。アジア人からみたら、年相応だと思うけど、欧州からみたら東洋の顔は童顔に見えるのかもしれません。

 

Pežaはスロバキア出身でした。そもそも僕はスロバキアがどこかよく分かっていなかったので、超申し訳なかったです。以前、弊社にインターンで来てたミラン君のセフビアの隣の隣の国でした。(最近、ミラン君と連絡とって、今度遊びに行くよと伝えました)

スロバキアは人口「約550万人」の国です。デンマークが人口「約570万人」なので、ほとんど同じです。ちなみに、東京の人口は「約1400万人」北海道の人口が「約530万」なので、北海道の人口がそのまま国になっているのがデンマークスロバキアです。(なお、両方の国とも面積は北海道の約半分くらいです)※日本の人口は約1億2000万人なので、ヨーロッパに来ると、日本って思ってた以上に大きくて人口も多い国だということが分かります。なお、デンマークは国民ひとりあたりのGDPが世界第9位。日本は22位。スロバキアは43位。

 

海外の人と話す話題として、日本の人口と東京の人口を知っているだけで話題になることが良くわかります。話をPežaに戻しますと、Pežaは髪型をよく変えていました。その写真を見せてもらったのですが、驚いたことにヨーロッパの人々も髪の毛の色を染めるんだってことが分かりました。ずっと髪の毛の色を染めるのは、黒髪のアジア人だけだと思っていたので、自分の髪の毛の色に対する美意識みたいな問題はインターナショナルなことが分かりました。

 

ちなみに、タイトルの意味は、夕食がハンバーグだったからです。とても美味しく、楽しい会話も含めて元気をいただきました。そして、このコリングにきてからの2週間。ベーコンとソーセージで乗り切っていたので、久しぶりにちゃんとした肉料理を食べました。

久しぶりの肉料理がとても美味しかったので、今晩の夕食はデンマーク産の牛肉(Tボーンステーキ)を買いました。焼いて食べたらとんでもなく美味しかった。さすが酪農の国、デンマーク。牛肉の品質が良い!乳製品がやたら上手い!

 

明日もTボーンステーキを食べようかなってDouglasに言ったら、やめとけって言われた。ブラジル人でもそんな食べ方しないそうです。

 

 最近、オーブン料理にハマり中。アルミホイルで野菜をつつんで、塩コショウとワインで楽。

 

夕食後、同居人のDouglasに英語を習っていました。Douglasはクリスチャン。ブラジルの教会では、子どもたちに英語を教えていたそうです。僕がそれって「ボランティア(volunteer)」ってこと?とDouglasにって聞いたところ?全く意味が通じませんでした。そして、これが「発音」問題なのか「意味の解釈」問題なのかが分かりませんでした。※後に両方が問題になっていたことが判明。意味合いとしては「ボランティア」ではなく「チャリティ」が正しくかったです。

 

【volunteer】a person who does something, especially helping other people, willingly and without being forced or paid to do it.

(意訳)なんの見返りもなく、何かをする「人」 

 

【charity】a system of giving money, food, or help free to those who are in need because they are ill, poor, or have no home.

(意訳)いわゆる貧しい人たちのためにお金や食べものを無償で提供する「システム」

 

発音の問題に戻りますと、まず辞書的な発音からふり返りますと

volunteer

vɑː.lənˈtɪr:US(ボォンティィア)

vɒl.ənˈtɪər:UK(ボォンティィア)

 

僕のJapanese  Englishは更に訛っているはずなので、カタカナの読み方の如く

 

「ボラン・ティア」

 

と発音していたので、全く通じない。そこで、分からないなりにそれっぽく発音を変えて伝えると、やっと通じます(多分、UKっぽい感じで発音してみた)そして、Douglasから正しい?発音を聞くと全く違う音が聞こえてきました。

 

「ボォンア!」(しかも爆速)

 

改めて、この日本が生み出したカタカナの強さと弱さを思い知ることになりました。どんな外国語の文字も日本語として変換できる強さ(日本人同士での意思疎通)は可能ですが、実際にカタカナの発音で単語を覚えると不利益を生じる弱さもあることを再確認しました(カタカナ発音は、外国人には通じない)。こういったことが、しばしば起こります。例えば、

 

「ベルギー」は「ヴェルジン」、「エルサレルム」は「ジェルサレム」って発音しないと通じません。特にベルギーの時に思いましたが、

 

「なんで"ギー"なんていれたんだよ!!!」

 

そもそも「Belgium」って言葉から、全く違う発音としてカタカナになっています。どこからこの「ギー」が出てきたのか不思議でなりません。カタカナで覚えた悲劇です。

 

日本人のカタカタとの対話は続く