On the Denmark: Dialogue

デンマークの滞在で起きたこと、感じたこと、行ったこと、分かったこと

12日目「遠い異国で同じ日本人と出会うべくして出会った」

2017.09.06

泉さん(昨年、Design School Koldingの修士を卒業)の紹介で、現在、CIID(Copenhagen Institute of Interaction Design) に留学されている神谷泰史さんとお会いしました。泉さんとは、去年の11月にDSKを訪ねたときに初めてお会いして、学校案内をしていただきました。そして、セブンイレブンでの切符の買い方も教えてもらいました。その後もデンマーク滞在で様々なアドバイスをいただき、もう感謝、感謝、感謝がつきない方です。そんな泉さんとも再会しつつ、神谷さんともお会いすることになりました。久しぶりに、日本語をたくさん話した日でした。意気投合しすぎて、3時間しゃべりっぱなしで、終わったら喉がカラカラでした。

 

神谷さんと話した内容は多岐にわたります。新規事業開発に本当に必要な要素とは何か。アメリカ型のDesign Thinkingに抜け落ちているものは何か。日本の社会インフラとデンマークの社会インフラの違いは何か。当事者意識と感情の大切さ、そして物語るための手法について。お互い、日本でクリエイティブ産業に関わってきて、思うところがあって、そこに気づいたからデンマークに来たということが、非常に興味深く、問題意識も似ていました。

 

神谷さんとお話して、自分の研究テーマが間違っていなかったんだと改めて思いました。どうしても日本にいると、流行しているのトピックス(例:FinTecやHealthTec、経営とデザイン、サービスデザインで事業開発など)が多く目に入って、自分の研究テーマって本当に社会に必要としていているのか?こんなわけわからないことやって大丈夫なのだろうか?と不安になることが多かったのですが、神谷さんとのお話を通して、研究テーマへの自信がつきました。また、再会して色んなお話をしたいと願うばかりです。

 

なお、神谷さんが有名なクリエイターだったことを後で知り、自分が失礼な発言していなかったか…別れた後にドキドキした次第です。無知って怖い…。

 

今後ともよろしくお願いいたします。