On the Denmark: Dialogue

デンマークの滞在で起きたこと、感じたこと、行ったこと、分かったこと

25日目「罪と罰」

2017.09.19

 ※別ブログで、前後編あわせて約15000字の大作を書いていたら、こっちの日記がほぼストップ!もう記憶が曖昧なので、メモと写真を頼りに一気に埋め合わせ!

medium.com

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お昼はいつもみんなで食べる。僕の研究室のメンバーは全員がデンマーク人。当然、基本的な会話はデンマーク語で繰り広げられる。日常会話はもちろん、仕事の話など、繰り広げられる言葉は全てデンマーク語である。僕が会話に交じる時は英語になるが、交じらない時は、全て母国語のデンマーク語だ。

 

英語であれば、会話のスピードが早くても、意味の解像度は落ちるが、何をテーマに話しているかぐらいは流石に分かる。しかし、デンマーク語はさっぱり分からない。そういったシーンに出くわすたびに思い出すのが、弊社に来ていたJessicaやMilan君。M2の前期の授業で一緒だったWennaのことだ。

 

インターン中、Jessicaが幾度となく発言した

 

「in English!」

 

あの時、Jessicaがどんな気持ちだったのか、どんな気持ちでこの言葉を使っていたのか、今は痛いほどに分かる。正直、インターン中、四六時中ずっと、全ての会話を英語で話をすることはできなかった。どうしても、日本語の方が楽なので、ついつい、日本語で話すことがたくさんあった。

 

そこにJessicaがいたとしても。食事の時も気を許すと日本語になっていた。仕事の時も意味の解像度を上げるためには日本語だった。(※もちろん、Jessicaに仕事をお願いする時は英語)

 

とにかく、母国語じゃない言語を使う時の「めんどくささ」みたいなことを自分は身をもって分かっているので、みんながデンマーク語で楽しく話している時に割って入って、英語で話そうぜ!みたいなことはできなった。そんなことして、あの研究生いるとやりずらいMoodになる方がいやだった。

 

そんな食事の中、みんなが楽しくデンマーク語で話している時に、いったいどんな顔して良いのか分からなかった。そんな顔を見て、Joanは心配して声をかけたのかもしれない。

 

どんなにデンマーク語が分からなくても、ひとつだけ分かる言葉はある。「Tomo」という自分の名前が出ている時だ。たまに研究室でみんながデンマーク語で話している時、この言葉が出てくると超怖くなる。え!これ本人を目の前にして、僕のことDisってるとかだったらディストピアでしかない。

 

どうしよう…と不安になる。ボイスレコーダーでその会話を録音して、翻訳アプリにかけたりして、答えを知ってみたい葛藤と戦いながら、本当にDisってたらもう研究室にいけない…。なんてことを考えてしまったりする。

 

今日はそれくらい「Tomo」という言葉が飛んでいた。あぁこれは、Jessica、Milan君、Wennaに対してた、やってきたことが巡り巡ってかえってきているに違いない。

 

いったいなんの話だったのだろうか…。と帰路についた。

帰宅したら、ドアのプレートに

Douglasが大学で印刷してつくってくれた。ネームプレートだった。Douglasがいて、本当に良かって、思えた1日でした。

 不安三部作 <中編>

 

<後編>に続きます。↓↓↓↓↓↓↓

hiranotomoki.hateblo.jp