On the Denmark: Dialogue

デンマークの滞在で起きたこと、感じたこと、行ったこと、分かったこと

50日目「授業でマシュマロをぶちまけた女の子」

2017.10.14

昨日の講評会で、マシュマロを使ったデザインを考えている女の子がいました。その時の出来事が面白かったのです。

 

彼女が作品をテーブルの上に「どーん」と置いた時に、大量のマシュマロの粉が溢れる&舞い上がりました。もし、これ日本だったら、授業がいったんストップです。誰かが雑巾をもってきて、机を拭くなりします。多分、ごめん、ごめんみたいな流れになると思います。

 

しかし、そういった流れがいっさいない。特に謝る素振りもない。なんなら、隣の先生のiPhoneにマシュマロの粉がメッチャかかっているけど、特に無反応。彼女はプレゼンを続行しました。これがもう衝撃でしかたがなかったのです。というか面白くてしょうがなかったです。

 

授業が終わった後、彼女は作品の後片付けはするのですが、特に机やら床にまったマシュマロの粉は、そのまま。掃除はしていませんでした。これが文化の違いなんだなと思いました。掃除はその仕事を請け負っている人の責任であって、彼女の責任ではないのです。だから、余計なことをしない。そういったことなんだなって思います。

 

日本はみんなで使うところは、みんなできれいにしましょう、みたいな文化(雰囲気)がきっとあって、それは小学校の掃除の時間みたいなものに現れている気がします。こっちは、みんなでつかうところはきれいにしましょう(誰かの仕事で!)みたいなことなのかもしれません。

 

もちろん、このエピソードは彼女の性格によるのかもしれないですが…。

 

つづく