On the Denmark: Dialogue

デンマークの滞在で起きたこと、感じたこと、行ったこと、分かったこと

45日目「SarahとJack1」

2017.10.09

スペシャルな1週間が始まりました。イギリスから、特別な先生が2人やってきました。Sarah Kettley先生とJack cunningham先生です。Jackは多摩美の工芸学科で教えていたとかいなかったとか。

Sarahは「Edinburgh College of Art」の教授です。さらに色々な長を務めているので、肩書が長いです。

Interim Programme Director, Jewellery and Silversmithingでもあり、Chair of Material and Design Innovationでもあり、Chair of the RAFT Research Groupでもあります。

www.eca.ed.ac.uk

お2人とも日本に長期滞在していた経験がある影響か…僕の拙い英語もじっと聞いてくれて、色んなことをお話できました(あの時の会話を録音していなかったのが、大後悔…。)このSarahに僕の研究を紹介したら、やたらと興味を持ってくれました。非常に嬉しかったです。

 

日本のデザイン業界は、Service、FinTech、VUIなどの言葉がホットワードなので、僕がやっているデザイン研究の「一人称、感情、表現行為、文化」みたいなワードは、話題にはなりません。しかし、Design School Kokldingで出会った人に、僕の研究を紹介するたびに、あまり日本では見れないような反応が起こります。それは「あぁーそれそれ!」みたいな共感反応です。

 

顕在化されている価値(知識)ではなく、むしろ日本では理解されないくらいの未開拓の知の領域の方が、海外では面白がってくれるのかもしれません。それは、『逆説のスタートアップ』などの法則にも似ている気がしました。

 

つづく