On the Denmark: Dialogue

デンマークの滞在で起きたこと、感じたこと、行ったこと、分かったこと

7日目「15:00過ぎたら、本当に家に帰る働き方を目の当たりにする」

2017.09.01

 

 

(引き続き、前日の流れから)

実際の自分の席を確認するまで、半信半疑だったけど、本当に「Student Ph.d」として迎い入れていただいたんだって、分かった。しかも、自分の日本のデザイン研究とも結びつきそうなSocial Inclusionに。嬉しさと驚きと緊張が混ざったような感覚だった。これからここで、先生達といっしょに働くのか!!!!!!

 

それにしても、超カッコいいオフィス(自分の日本のオフィスもこんな風にしたい…。)机が広い!!!!高さも自由に変えられる。ありがたい。本当にありがとうございます!

 

Design School Koldingには、3つのデザイン・ラボがある

 

for Design and Sustainability

https://www.designskolenkolding.dk/en/lab-baeredygtighed

 

for Social Inclusion

https://www.designskolenkolding.dk/en/lab-social-inklusion

 

for Play & Design

https://www.designskolenkolding.dk/en/lab-play-and-design

 

簡単な自己紹介を終えて、日本からのお土産を渡した。お土産は、MUJIの文房具にした。そしたら、とんでもなく、喜んでいただけた!本当にびっくりするくらい喜んでくれた。他のVisiterはそんなことしないらしく、改めて日本の文化の特異性を感じた!!!(そして、エレナさん、本当にアドバイスありがとう!!!)

 

そして、日本の偉大なるデザイナーである、原研哉さんの仕事のレベルやデザインって本当に凄いんだってことを目の前の出来事を通して、感じることができた。(2015年に参加した、フィンランドのアールト大学のワークショップでも、そういえば、原研哉さんの本の一文を引用していたなって思い出す)

 

こういう風にMUJIのブランドが走り、人をつなげるんだ!ジャーニーマップでタッチポイントをつくって喜んでいる場合じゃない!こういう現象レベルのことを考えてデザインしなければならないんだって、改めて再確認できた。

 

僕の所属するラボメンバーは全員、女性。もっというと、女性の先生の方が圧倒的に多い。https://www.designskolenkolding.dk/en/people

 

日本でも、女性の社会進出が始まっているが、Design School Koldingは進んでいるどころか、重要なポジジョンもほとんど女性。去年、訪れたIT-Uも同じような印象を受けている。

 

お土産と一緒に、自分の自己紹介シートを一緒に添えて渡したら、Joanさんが

 

「Tomoki! あなた結婚しているの! 奥さんどうしているの!?」

 

と驚きながら聞いてきたので、もろもろの経緯を説明した。他の同僚も子どもが3人いたり、と色んなことを会話した。(この時、本当に「留学生」としてアプライしなくてよかったと確信した。絶対、日常会話にズレが生じると思っていたので…。)

 

この後、ガイダンスだったり、ランチを一緒に食べたり、写真撮影したりと色んなことを過ごしたら、15:30頃になっていた。するとJoanさんが

 

「Tomoki、今日いつまで働くつもり?」

 

って聞いてきた。僕は質問の意図がよく分かってなかったので、17:00くらいまでかなと伝えた(夕方くらいまでは、いたほうが良いかな?早すぎるかなって心配しながら答えたくらいだ)そしたら、

 

「わかったー!、私はもう帰るからね!バイバイー!」

 

って返答があって、僕は意図がやっと分かった!そうだった!そういえば、そうだった!この時間に終わるんだったと去年の記憶が蘇った!状況を理解したので、僕も初日でやることがないので、身支度を整えて帰路についた。

 

ちなみに、翌日の金曜日は、15:00前にみんな帰りだしてて、ただただ…驚くだけだった。

 

これが本場のプレミアムフライデー😂😂😂

 

若い時に海外で働いた人、学んだ人が1度日本に帰ってきて働くが、また海外に戻る気持ちが少しだけ分かった。こんな体験が社会人の初期だったらそうなるわな…。今から日本に戻った時にギャップが心配になる。帰国したら、なんとか自分の会社でもこの金曜日の制度は導入してみたい。

 

続く