On the Denmark: Dialogue

デンマークの滞在で起きたこと、感じたこと、行ったこと、分かったこと

6日目「そして、Visiting PhD student が始まった!」

2017.08.31

 

当時の朝に、国際交流のAnettaさんから「連絡遅くなってごめん!9:00から始まるから学校来てね!」みたいな内容のメールが届いて、急いで身支度を整えて、アパートを出た。

 

「うん。これ、確実に遅刻だわ…」

 

学校に向かっている途中、そういえば、海外って時間に緩いって聞いたことあるから、ぴったりから始まらないだろうっと思って、5分くらいの遅れで到着した。そしたら…。時間ピッタリに始まっていた。マジか…。みんな座っているし、先生達も前のほうで勢揃いで自己紹介っはじまっているぞ…。

 

恐る恐る、もう一人、海外スタイルで髪の毛がピンク色の学生と一緒に中に入っていたら、先生のひとりが、腕をグルグル回して招いてくれた。さすが!緩い!!!

 

ホールの端に端に、ガイダンスを眺めていた。先生がひとりひとり自己紹介をして、時々、掛け合いもしている。日本の大学のガイダンスと全く違う。凄くカジュアルだ。

 

学長のElsebethさんが、ウェルカムスピーチを始めた。(この音声を録音しなかったのは超後悔している…。油断した。)

 

「User-Driven Innovation」の話。そして、君たちは自分たちのルーツを知る必要があると力強く伝えていた(ような気がする。自分の英語の聞き取りが間違っていなければ)

去年のIT-Uとのワークショップやデンマーク滞在で学んだ、この「User-Driven Innovation 」という考え方は、北欧のデザインマインドなんだなって、改めて再確認しました。日本のデザインマインドっていったいなんだろうぁ?それがルーツを探せってことなのかもしれないですね。最近の日本の大きいデザイン界隈はフレームを輸入することに、照準を併せすぎていて、ちょっと、どうなんだろう?大丈夫か?

 

実にたくさんの国から、学生が学びにきていた。覚えているだけでも、デンマークはもちろん、ドイツ、インド、エストニア、中国、フランス、トルコ、ポーランドハンガリーなど、20〜30カ国の学生が来ている。Elsebethさんが国を呼び上げて、そこの出身の人が立ち上がった。日本が呼ばれた時、一緒に来ているSuikaさんの姿が見えた。

 

「コリングはCityですが、Townだと思う?インドからみたらTownかもね?」

 

みたいなスピーチが凄く印象に残っている。人の規模によって、見え方って変わるんだ。僕はコリングの街が好きだ。もちろん、コペンハーゲンも好きだけど、こっちの方が体質として落ち着く。きっと、自分の生まれ育った環境と似ているのかもしれない。

 

全体のガイダンスが終わったら後、自分が所属するラボのメンバーと出会った。まず最初に出会ったのは、Joanさん。吉田沙保里選手に似ている。僕の学校での相談窓口になってくれる方だと想う。お仕事でお忙しいのに、本当にありがとうございます!

 

途中、去年の藝大のワークショップでお世話になったAnne Louiseさんと再開できた。彼女が日本でやたら気に入っていた「プロッキー」をお土産に渡せた。そして、デンマークにこれる機会をつくってくれて、ありがとうと伝えた(うまく伝わっているといいなぁ)

 

こうして、Visiting PhD student が始まった!

続く